帰国生の方へ

城西は様々な経験を積んだ帰国生を歓迎します
創立時からグローバル
昭和初期からネイティブスピーカーが英語授業を担当
城西は、伝統的に語学力の強化・グローバル教育に力を入れてきました

城西学園は、昭和初期に女性のネイティブ教員を採用し、戦時中も多くの学校が英語教育を自粛するなか、英語の授業を続けました。このグローバル教育の伝統は連綿と受け継がれ、1982年にはアメリカ・オレゴン州のSweet Home High Schoolと交換留学をスタート。以来、世界各国の姉妹校・提携校と交流を続けています。
帰国生と国内生がそれぞれの良さを共有し、刺激し合えるように
あえて取り出しは行わず、帰国生も国内生と同じクラスに所属します
帰国生のために専用のクラスを設置する学校も多くありますが、本校は特別進学コースのような生徒を成績で区別するクラスはつくりません。極端に言えば、東大を目指す生徒と甲子園を目指す生徒が同じクラスの中で励まし合い、価値観の異なる人間とコミュニケーションが取れる人物に成長できる環境を理想としています。帰国生も国内生と同じクラスに所属して、お互いにそれまでに過ごした生活や学習環境から起こる、思考、行動などの違いを理解して認め合い、それぞれの良さを共有し助け合うことがグローバル意識の原点であると考えています。
海外で使いこなしてきた英語の力をさらに伸ばす仕組み
英語の授業は習熟度別で編成

中学校の英語授業は、習熟度に応じてAdvancedとBasicにクラスを分けています。帰国生や英検上級取得者はAdvancedクラスで、より高度な英語力を身に付けることができます。
さらに中高学年を問わず英検準1級以上をネイティブ教員と共に目指すJOSAI Academic Englishを放課後に開講しています。
3タイプから選べる中学帰国生入試
日本人学校出身・非英語圏からの帰国生など、英語の学習を進めていなくても受験できます
本校の中学帰国生入試は、英語習熟度に合わせた3タイプの方式を用意しています。
帰国生入試Ⅰは、国語・算数の2教科の学力試験と日本語面接で評価します。英語資格をお持ちの方は級に応じて加点があります。
帰国生入試Ⅱは、英検二次試験の形式に準拠した英語面接と日本語面接を実施します。CEFR A2以上の資格を持つ受験生限定です。
帰国生入試Ⅲは、国語・算数の2教科の学力試験と日本語面接、英語面接を実施します。CEFR A2以上の資格を持つ受験生限定で、成績優秀者は学力スカラシップ生に優先的に認定されます。
帰国生入試Q&A
帰国子女に対する入学後のクラス配置・授業体制は 一般生(国内生)と異なっていますか。
帰国生はACクラスに所属します。帰国生のみの特別クラスは編成しておりません。
帰国生に対する英語の授業は一般生(国内生)と異なっていますか。
英語の授業はネイティブ英語教師と日本人教師が別々に行ない、中学では英語技能レベルに合わせて習熟度別に授業を用意しています。
帰国生に対してキャッチアップとしての補習授業を行っていますか。
補習授業は設定しておりませんが、カウンセリングを行い、必要に応じた個別サポートをしています。
帰国生が入学後、彼らを指導する上でもっとも気をつけていることは何ですか。
異文化の中で育ったことで生活習慣、価値観の違いがあります。それらを理解、尊重した上で日本の生活リズムに慣れ不安のない学校生活が送れるようにカウンセリングを行ないます。
帰国生が入学するにあたって、事前にしっかり認識しておいてほしいことは何ですか。
本校の教育方針や校風について理解した上で受験してください。帰国生向け特別クラスは作らず、全学で実施している国際理解教育プログラムの中での活躍を期待しています。本校に在籍する歴代の帰国生は海外での貴重な体験を国内生と共有し授業、国際理解教育、留学プログラムでリーダーシップを発揮しています。
帰国生やそのご家族に伝えたいことはありますか。
海外と日本の教育の違いが原因で生じた不得意分野に関しては、逆に国内生と教員がフォローしています。本校は生徒の個性を尊重し人間教育を重視した教育を行っています。受験のご相談は常時受け付けております。また、転編入試験は中学・高校ともに学年状況に応じて随時実施していますのでご相談ください。