城西大学附属 城西中学・高等学校

6年間の流れ

学力向上のカギは、自ら進んで実践知を深めていく「学ぶ意欲」にあります。
城西では、生徒それぞれ異なる「やる気のきっかけ」を刺激するために、様々なカタチの行事・授業・学習指導を展開しています。

中学

自立心を養う3年間

 中学3年間の学校生活すべてを「オーストラリア海外研修」の準備期間と設定。「中学3年生までに」という目的意識を強く持ちながら日々の学校生活を送ることで、この海外研修を、より有意義な経験にできる実力が身についていきます。


高校

夢の実現に向かう3年間

 1年次では、CSクラスを除く全ての入学生・海外からの留学生が同一のクラス編成。多様な仲間と共に学校生活を送ることで協働力が育まれていきます。また、「進路講話」「大学出張講義」「大学合格体験を聞く会」など、進路選択をサポートする行事も定期的に開催しています。担任教諭との二者面談・三者面談等のコミュニケーションを軸に、学力とキャリアデザインの両面から生徒の成長を促し、ポジティブな進路選択・実現へと導きます。

PBL型学習とオープンクエスチョンの活用

 生徒が主体となり、様々な視点や立場から問題を発見し、それを解決する方策を導き出す。それが学びの深化へとつながります。
 その中で、自由な発想を生み出す「オープン・クエスチョン」、生徒が相互に学びを共有し合う「PBL(Project Based Learning)型学習」を展開し、知識や思考力の基盤をつくります。
 教師の役割は知識を提供するファシリテーターです。生徒の発想が広がるような声掛けに徹して、問題解決に向けた生徒の主体的な学びをサポートします。

  • 生徒が相互に学びを共有し合う経験を積むことで聞く力・表現力が身につきます

  • 理由や根拠を深く考えることで知識が定着しやすくなります

  • 「発言することが当たり前の環境」となり、全員参加型の授業が実現しています

私の好きな日本の◯◯【中2】


 生徒自身がテーマを設定する形式の春期課題。国語の授業内で各々が発表していきます。一人の学びが全員の学びにつながります。

株式投資ゲーム【中3】


 初期資金は1,000万円。チーム戦で株取引を仮想体験します。値動きに一喜一憂しながら、株式の仕組みや経済の動きを学びます。

課題研究[中学・理科]

仮説→実験・観察→検証の科学的思考プロセスを体験


 1・2年次は授業で行った実験についてレポートを作成し、実験操作や結果に対する考察を表現する方法を学びます。3年次には自分で決めたテーマについて研究発表を行います。自分で立てた仮説を証明するための実験プランを考え、実験結果からその仮説を検証する科学的思考プロセスを体験します。

比較文化研究[中3]

日本と海外の文化比較を通じて、世界規模の社会問題について考えます


 中3では、オーストラリア海外研修に向けて「比較文化研究」に取り組みます。テーマは、中1から継続的に行われている体験型学習や様々な活動のなかから、興味のある分野を生徒自身が設定します。自分で考えたテーマだからこそ、研究すればするほど、そのテーマの面白さを深堀りしていく事ができます。十分な事前学習を経て、オーストラリアでは現地の方々へのインタビューやアンケート調査などのフィールドワークを実施します。

 帰国後は「Comparative Culture Research Presentation」で、探究の成果を英語でプレゼンテーション! コンテストを行い、充実したプログラムが完結します。

オーストラリア海外研修[中3]

中学校生活の集大成になる中学3年生・全員参加の海外研修


 オーストラリア海外研修は中学3年次の3学期に、全員参加の海外研修として実施します。感受性が高く、未知の可能性に満たされている中学生の時期に、異文化・国際交流を肌身で感じることで多くの刺激がもたらされます。特別な生徒だけではなく、城西生全員に、この体験をしてもらいたい。このプログラムは、「生徒全員を成長させる」本校の教育方針を具現化したものなのです。

 現地で過ごす約2週間は、一般家庭にホームステイで滞在します。この経験もまた、かけがえのない財産になります。親元を離れた海外生活では、コミュニケーションの壁や文化の違いに戸惑うこともあるでしょう。「やればできる」「一人でできた」。自ら工夫し、成果を実感することから自信と達成感が生まれ、高校での学び、その先の将来にもつながります。

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