超“実践型”の探究

探究テーマの設定は、実社会との接点を重視。現実的な課題と向き合い、フィードバックを得ることで、より真剣に、より強く意味を感じながら探究活動に取り組みます。

全員参加型探究学習 BEYOND[高1]
世界へ飛び出して自分の「好き」を探究するプロジェクト
普段の教室では学べないリアルな知識、出会えない人との出会い、いつもの・普通の・当たり前の枠から一歩外に出て、探究にチャレンジする企画です。
いくつもあるゼミには、それぞれの分野で活躍するプロフェッショナルな方々がモデレーターに就きます。12のテーマから、自分は何に興味関心があるかを探っていき、自身の将来にもつながる活きた知識を蓄えます。
探究学習の締めくくりはプレゼンテーションによる学び合いです。他者に情報を伝え、他者の学びに共感することで、さらなる探究意欲のタネをまきます。
BEYONDは、タイガーモブ株式会社に運営のご協力をいただいています。
2024年度実施例
「面白い」を表現する
自分の面白い!を表現できる力を身につけよう

プロの芸人との漫才作りを通して、日常を面白がる力・発想力・違和感を言語化するツッコミ力・トークや説明を組み立てる構成力・言葉を届けるプレゼン力を笑いながら学びます。自分の新たな一面に気づき、表現力を高めます。
「多文化」を体感する
様々な外国人と積極的に関わる人になろう

在住外国人や外国人旅行者が多くいる新大久保などの街や施設(教会、モスクなど)を訪問します。日本に生活する外国人との会話を楽しみながら、その実態や日本の魅力、異文化の中で感じる苦労などを学びます。
「未来」を描く
わくわくする未来の社会を予測してみよう

2100年までの未来年表をベースに、これから出現する様々な事象を観察し、2050年の自分のシナリオを作ります。さらに、2050年の「誰かのためになるプロジェクト」を考え、LEGOを使ってモデルを製作し、未来思考の発想を磨きます。

理数探究[高2~高3・理系クラス]
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理系大学・学部への進学に向けて、論文作成スキルの基礎を学ぶ(高2)
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志望大学・研究室を見据えて積極的に実験に取り組む(高3)
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総合型・推薦型選抜にも活きる
「理数探究」は、高2は週1時間、高3では週3時間の授業時間を使って、自ら設定したテーマを徹底的に探究する科目です。
高2では、大学進学後に求められる理系の論文作成スキルを身につけるため、論文執筆の基本やデータ処理・解析の技術等を学びます。1年間をかけて、研究に取り組み、実際に論文を書き上げます。
高3では、具体的な志望大学・研究室を見据えて、その分野の知識を深めるテーマを設定します。生徒たちは、論文に必要なアンケートをとったり、城西大学の教授のアドバイスをもらったりしながら研究を進めます。
また、理数探究の授業で研究したテーマは、大学入試(総合型・推薦型選抜)にも活かされています。

探究型修学旅行[高2]
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ハワイ・台湾・国内の3コースに分かれ、現地で探究フィールドワークを実践
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修学旅行後には研究内容のまとめと発展的な課題の抽出に取り組む
本校では普段の授業から、身のまわりの生活空間から世界へと視野を広げ、様々な社会的課題を自分事として捉えられるように、学び、探究する機会を設けています。その集大成が高2の修学旅行です。ハワイ・台湾・国内の3コースに分かれ、現地でのフィールドワークを通して、それぞれの地域課題を学び、持続可能な社会のあり方を探究します。
※今後の国内外の情勢変化により、行き先を変更する場合がございます
コース紹介
ハワイコース
アロハスピリッツから学ぶ

5泊7日の行程のうち、2泊はホームステイに挑戦できます。現地ハワイの生活に触れ、文化の違いを体感します。生徒たちは環境問題、多文化共生、食文化など、各自探究テーマを設定し、課題解決に向けて行動します。現在、城西大学薬学部と連携して、環境にやさしいオーガニック製品を開発中です。
台湾コース
姉妹校生徒と考える社会課題

姉妹校の宜寧高級中学(台中)の生徒と様々なテーマの社会課題について、学びを深めます。昨年度は、日台共通の課題である地震大国としての教訓と防災対策について探究しました。両国の防災意識の違いや、なぜ台湾では迅速な対応が可能なのかなど、多くのことを学びました。
国内コース
地域が抱える課題について考える

広島の原爆ドーム、原爆資料館見学から始まる国内コースは、平和と地域をテーマとしています。徳島県西阿波地方が抱える地域課題について、徳島県立池田高校・脇町高校の生徒さんたちと、それぞれが設定したテーマについて議論を重ねました。実地調査を重ねた上で、地元の方々に解決に向けた提案を行いました。

αゼミ[高校生希望者]
過去の実施テーマ
ベジマフィンを販売

食品ロス削減をテーマに探究活動を進め、城西の食堂内で食べられるにもかかわらず廃棄されてしまう野菜の切れ端を使ったマフィンを考案・開発を行いました。その後も立教大学と共同で様々な食品ロスを防ぐための実現可能なアイディアを考案、発信する啓蒙活動を行い、大阪万博にてフードロス防止のプレゼンテーションをするに至りました。
日本とオーストラリアのマイクロプラスチックの問題比較

葛西臨海公園でゴミ問題についての実地調査を行い、見識を深めました。そして、オーストラリアの姉妹校の生徒と両国の意識差や現状の差異を共有し、マイボトルの普及率には歴然とした差を感じました。
まちゼミで椎名町を活性化!

地元、椎名町の開発や空き家問題を手掛ける株式会社シーナタウンと連携し、実際の町の人々が何に困っているのかを聞き出します。100年以上の歴史を持つ城西中高は椎名町・要町・千早の町の皆さんとともにあります。
福島、その先の環境へ

「東日本大震災を教科書の出来事にしない!」を合言葉に活動を始めた他私学の生徒たちに賛同し、実際に被災地を訪問しました。他校生徒に対して見学ツアーを企画立案し、災害を風化させない活動に取り組んでいます。
αゼミ出身卒業生の主な進路実績
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東京理科大学理学部(学校推薦型公募制)
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学習院大学経済学部(学校推薦型公募制)
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法政大学経済学部(一般選抜)
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津田塾大学総合政策学部(総合型選抜)
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東洋大学国際観光学部(一般選抜)
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駒澤大学法学部、文学部(一般選抜)
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専修大学法学部、経済学部(一般選抜)
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東京農業大学[複数学部](総合型選抜)
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昭和大学保健医療学部看護学科(総合型選抜)
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明治学院大学法学部、社会学部(一般選抜)
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武蔵大学社会学部(総合型選抜)