校訓・建学の精神
校訓
報恩感謝
真の自由が、自ら伸びる意志と力を健やかに育みます
城西には、「天分の伸長」「個性の尊重」「自発活動の尊重」の3つの建学の精神と、「報恩感謝」の理念が掲げられています。生徒の才能や素質、学力など人間教育の軸となる部分を伸ばす環境が整っています。教員と生徒、生徒同士の人間関係の安定を図り、学級編成にも配慮。しっかりと土台作りをした上で個性を尊重していきます。城西での学び・生活を通して社会貢献できる人材を育んでいきます。
建学の精神
天分の伸長
一人ひとりの才能や素質を伸ばします。
夢を大切に育み、生徒の自己実現に向けて徹底的にサポートします。
個性の尊重
建学時から根強く受け継がれている、
お互いの個性を認め合い、思いやり、尊重し合う人類愛を育みます。
自発活動の尊重
生徒の自主性を尊重し支えます。
主体的な行動力と、社会の変化に柔軟に対応できる能力を培います。
校歌
作詞 下総 皖一 作曲 土井 晩翠
一、
昔 武蔵野 八千草の 茂りしところ 今は我が
あやに かしこき 皇城の 西の学園 我が学び舎
二、
雲井に 遠く縹渺と 浮かべる富士の 霊山を
朝な夕なに 憧れの 窓に眺むる 我が学び舎
三、
正しく強く明朗に 心と身とを 練り鍛う
我が紅顔の 若き子等 日々に勉むる 我が学び舎
沿革
大正自由教育の伝統

野口 援太郎(1868~1941)
城西学園中学校第2代校長。
福岡県鞍手郡生まれ。小学校教員を経て東京高等師範学校を卒業し、以降さまざまな教育現場で活躍。1923年に下中弥三郎をはじめとする同志とともに「教育の世紀社」を創設し、児童の村小学校および城西学園中学校にて大正自由教育を実践する。
本校が生まれた1918(大正7)年は、ちょうどデモクラシーの潮流を受け、全国的に見ても時代の転換期であったといえる。各地で「新教育運動」が起こる中、本校は「自由な学校」作りにおける革新的存在であった。「教育の自由と子どもの解放」を唱えた野口援太郎は「池袋児童の村小学校」を設立し、そこで「自由」なカリキュラムを進めた。子どもたちと教師の関係を極めて平等にし、子どもたちは生活にあるすべてのものを学習材にして「生活=学習」の営みを実践した。
城西学園における野口の教育で、「学座教育」と「実科教育」はその特色をよく表すものといえる。
学座教育とは生徒が自ら進んで学び、研究しようとする態度を育成しようというもので、自学自習する時間を1日に2、3時間設定し、「3分を教えて7分を生徒自らに研究させる」という教育法だった。また、実科教育は作業教育、労作教育、活動教育、生活教育などのさまざまな名称で呼ばれ、城西学園においては木工や印刷などを通して行われていた教育である。
こうした試みを通して生徒の自主性を培い、自律的な人間が育つ新しい教育の場を作ろうとする野口の教育方針は、今の城西でもアクティブラーニングあるいはPIL型学習、体験実践学習の重視といった特色として受け継がれている。
こちらもご覧ください
1918年(大正7) |
●実業界の人材を育てる目的で城西実務学校設立 |
1925年(大正14) |
●城西学園に改称。野口援太郎(2代校長)学園長就任 |
1927年(昭和2) |
●城西学園中学校に改称 |
1938年(昭和13) |
●野口援太郎理事長辞任、横島常三郎理事長就任、十倉精一校長就任(3代校長)、野口援太郎名誉校長就任 |
1941年(昭和16) |
●戦時中の思想統制の厳しい中、大正自由教育を貫く |
1945年(昭和20) |
●横島常三郎校長就任(4代) |
1950年(昭和25) |
●城西中学校を休校とする |
1951年(昭和26) |
●学校法人城西学園に組織変更 |
1953年(昭和28) |
●新藤富五郎校長就任(5代) |
1965年(昭和40) |
●水田三喜男、宮田慶三郎らと城西大学設立 |
1970年(昭和45) |
●城西歯科大学設立(現・明海大学) |
1972年(昭和47) |
●新藤宣夫校長就任(6代) |
1973年(昭和48) |
●城西大学附属城西高等学校と改称 |
1974年(昭和49) |
●硬式野球部夏の甲子園大会出場 |
1979年(昭和54) |
●硬式野球部夏の甲子園大会出場(ベスト8進出) |
1982年(昭和57) |
●米国スィートホーム高校と姉妹校交換留学制度発足 |
1991年(平成3) |
●城西中学校再開 |
1992年(平成4) |
●城西国際大学設立 |
1999年(平成11) |
●岡本與志昭校長就任(7代) |
2001年(平成13) |
●東谷仁校長就任(8代) |
2005年(平成17) |
●新校舎完成 |
2007年(平成19) |
●日本医療科学大学設立 |
2010年(平成22) |
●真下光昭校長就任(9代) |
2013年(平成25) |
●加藤晃孝校長就任(10代)、新藤宣夫理事長辞任、新藤博明理事長就任 |
2018年(平成30) |
●斉藤栄校長就任(11代) |
2022年(令和4) |
●神杉旨宣校長就任(12代) |